身の上話は、人間や人生の不可思議をとことん突きつめた、佐藤正午さんの小説です。
人生にも必ず岐路はあるのか、
ところどころで、判断・選択はできるのか。
それとも、人との出会いが人生を決めるのか。
地方都市で書店に勤める古川ミチルは、
月に一回出張でやってくる出版社の販売部員を見送るつもりが
ちょっとしたことから東京まで一緒に行ってしまった。
彼女は職場の先輩たちに頼まれて購入した宝くじを持っている。
23歳の今まで特筆することのない人生を送ってきた彼女だったが、
普通には滅多に起こりえない出来事の
渦中へと巻き込まれていった……。